点字ブロックの意味と種類を解説してみた!

あなたも点字ブロックの意味や種類について、幼いころ小学校で習った記憶があると思います。
しかし、時が過ぎて社会に出て長年点字ブロックの意味や種類を意識しなくなり「どんな意味だっけ」と疑問に思う時があります。
今回は、その点字ブロックの意味と種類について解説してみます。

点字ブロックの意味と種類

点字ブロックの意味は、ご存じの通り目の不自由なかたの目印として作られております。
点字ブロックは正式に「視覚障害者誘導用ブロック」という名称があります。
視覚障害のある方が杖や、足裏でその突起を確認して道中を安全に導くためのブロックです。

今では、歩道や駅など以外にも商店街の出入り口にも点字ブロックの設置が進んでおります。
しかし、点字ブロックが様々な形でアレンジ配置されてきたため、視覚障害のある方が点字ブロックの意味を把握しにくいため「ブロックを統一してほしい」という意見がでました。

確かに、自分がもし点字ブロックがとても必要な立場にあれば、全国統一した点字ブロックでないと怖さや不安が出てくると思います。
地域毎に異なったり、オリジナル点字ブロックなどを配置されると、意味がわからなくなりますね。
そこで、2001年に点字ブロックの突起形状と寸法と配置に関する規定を、日本工業規格(JIS)が「JIS T9251」として定め点字ブロックが統一されました。

点字ブロックの種類

視覚障害のある方は、目が見えない場合や目が見えにくいため複雑かつ多数の点字ブロックだと危険が発生します。
足裏や杖で点字ブロックの種類と意味を認識確認するため、あまりに複雑だと何だかわからなくなります。
さらに、意味が多数あるとまた分からなくなるため以下の「2種類」の点字ブロックが設定されました。

  • 誘導ブロック
  • 警告ブロック

誘導ブロック


誘導ブロックは、棒線上の凹凸をした点字ブロックであり「線状ブロック」と呼びます。
この「線状ブロック」は、道の誘導の役目をし進行方向を視覚障害のある方に伝える役割をしています。

警告ブロック


警告ブロックは、点状の凹凸をした点字ブロックであり「点状ブロック」と呼びます。
この「点状ブロック」は、道中の危険な個所や誘導対象施設の位置を視覚障害のある方に伝える役割をしています。
例えば、点状ブロックは転倒防止のために階段の前に設置されてり、事故防止のために横断歩道前に設定されます。

また、誘導ブロックが交差する場所は分岐点となるため分かれ道が伝わるように点状ブロックが設置されております。
そのほかにも、駅のホームの端にも転倒防止のために点状ブロックが設置されたり、危険物や障害物の周辺にも点状ブロックが設置されます。