タトゥイーンの太陽を2つ持つ惑星が新たに発見された!

映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する、架空の惑星「タトゥイーン」と同じく太陽を2つ持つ惑星が実在した。
これまでタトゥイーン似の太陽を2つ持つ惑星は、何度か発見されておりましたが映画で登場するものと異なりガス惑星でした。
今回は、映画のように大地がめぐり地上が岩石質で覆われたタトゥイーンに近い太陽を2つ持つ惑星の発見である。

太陽を2つ持つタトゥイーン惑星とは?

タトゥイーンとは、スターウォーズの映画シリーズに登場する2つの太陽を持つ惑星です。
地球は太陽の周りを365日かけて一周するが、タトゥイーン惑星は2つの連星太陽(タトゥIとタトゥII)の周りを304日で一周する。
タトゥイーン惑星は太陽との距離がはるか遠くに位置するのにも関わらず、海は大昔に干からびてしまい地表が砂漠化した状態となっている。

映画上でのタトゥイーン惑星にある主要な都市は首都ベスティンを含め数えるほどしかなく、文化発展が厳しい環境でもある。
太陽が2つあるタトゥイーン惑星が初めに発見された時には莫大な資源があると推測されていたが、タトゥイーン惑星の地質を調べた結果は鉱物資源がほぼ存在しなかった。
タトゥイーン惑星の資源が乏しいことにより、サンドクローラーは放置され多くの人がタトゥイーン惑星を去ります。

一方で、鉱物資源が無いタトゥイーン惑星から脱出するための資金が無い貧困な人だけが残る惑星となった。
資源も海水もないタトゥイーン惑星では、大気から水分を抽出する水分抽出農業と農作物商人が誕生しするようになり現在の姿となった。
現在でも大昔と同じく、自然に水も資源も無いので産業が発展しないので町外れは無法者の集まりとなっている。

以下が、タトゥイーン惑星の主な都市である。

  • ベスティン
  • モス・エスパ
  • モス・アイズリー
  • フォート・タスケン
  • モーテスタ
  • ウェイファー
  • アンカーヘッド
  • アーンソート
  • モス・テイク
  • モス・エンサ

タトゥイーン激似の惑星発見の証拠

映画スターウォーズシリーズに登場する、太陽を2つ持つタトゥイーン惑星によく似たは「SDSS 1557」。
「SDSS 1557」とは、褐色矮星(わいせい)と白色矮星(わいせい)の2つの恒星からなる連星系です。
「SDSS 1557」は、地球から約1,000光年先にあります。

現段階のロンドン大学研究結果により「SDSS 1557」は、「ガス質惑星でなく岩石質の地表が存在し、タトゥイーンの様な地球型惑星」と発表された。
以前に複数にわたってタトゥイーンに似た惑星の発見はされてきたが、どれも地球型とは程遠い木星のようなガス惑星であった。
しかし、今回の研究では「SDSS 1557」内に金属含有量が高い数値を示す物質が発見されケイ素やマグネシウムなどを含む岩石地表が存在することが分かった。

通常であれば2つの太陽を持つ惑星は、それぞれ2つの強力な引力によって惑星が影響を受けます。
その結果、惑星自体が大きく成長せず地質を持つことは難しい環境下に置かれるためガス惑星となる。
今回の発見は、想定外であり岩石質の2つの太陽を持つ惑星が存在したことに驚きを隠せないほどである。

これまでのタトゥイーン激似の惑星

これまでのタトゥイーン激似の惑星は、すべてガス惑星であった。
その中でも有名な発見は、タトゥイーン惑星と同じく2つの太陽を持つ「ケプラー16b」惑星だ。
「ケプラー16b」は、2つの恒星の周囲を229日で一周し大きさは土星と同じくらいである。

また、「ケプラー16b」の気温は-101度から-73度という猛烈に寒い世界となっている。
太陽が2つありながら「ケプラー16b」の気温がここまで低い理由は、太陽から1億500万kmも離れた距離に位置しているからである。
さらに、私たちの地球の太陽と比べて「ケプラー16b」の太陽は小さい事も気温が低い理由の一つである。

映画のタトゥイーン惑星のロケ地

映画スターウォーズに出てくるタトゥイーン惑星は、一面砂漠で幻想的な世界観となっている。
映画のシーンとして撮影されたタトゥイーン惑星のロケ地は、北アフリカのチュニジア共和国である。
特に砂漠のシーンとして注目された場所は、チュニジア共和国南東部のキャラバン中継地サハラ砂漠の小さな都市であった。