1光年は何km?39光年先に7個も地球そっくりの惑星発見!

地球から39光年先に、地球環境に良く似た惑星が7個も発見された。
また、NASA(アメリカ航空宇宙局)はこの地球にそっくりな惑星7個のうち3個が生命がいる可能性を示した。
まず地球と同じく、生命が存在する第一条件としては水の存在が必須項目である。

39光年先は368兆9,400億km

さて、39光年は368兆9,400億kmという桁違いな数字でイメージが湧きません。
1光年は、9兆4,600億キロメートルです。
光年という単位は私たちには使い慣れていないので、秒速に変換してみますと1光年は299,792,458m/sになります。

つまり、たったの1秒で2億9979万メートルも進むとてつもないスピードになります。
地球から太陽までの距離を光は、たったの8分ほどで到達してしまうのです。

生命がいる条件として液体の水が

地球と同様に生命が誕生する条件として、水の存在が重要になります。
ただし、水が液体の状態で存在している事が大切であり水が長年凍りついている間は生命の誕生も滞ってしまいます。
しかし今回の米航空宇宙局(NASA)の発見によれば、水が氷状態ではなく液体の状態で存在し海が有る可能性が高いと予測されております。

発見された7つの惑星について

地球から見てみずがめ座の星の方面へ、39光年先にある「トラピスト1」恒星の周辺に、奇跡的にも地球環境に似た7つの惑星が発見されました。
今回の発見は恒星を取り巻く星々で、7つという多い個数の地球そっくりな星が見つかるとは異例の事です。
さらに、地球そっくりな星の大きさも地球と比べて約0.7倍~1.1倍とほぼ同じという結果に驚きを隠せない。

「トラピスト1」恒星は、木星の約2倍ほどの直径である恒星です。
木星の直径が139,822kmとなっているため、「トラピスト1」の直径は約28万kmです。
また、「トラピスト1」恒星はあまり光を発しない「矮星」に分類されております。

7個中3つの惑星に海がある理由

NASA(アメリカ航空宇宙局)は、7個の地球そっくりな惑星の内3つの惑星に海が存在すると推測しておりますがその理由をご紹介します。
7つの地球環境によく似た惑星のうち、3つの惑星は生命が生きるうえでとても適した距離が保たれているということです。
つまり、海が存在する可能性がある3つの惑星は、恒星からの距離が生命誕生の条件に都合が良い事です。

具体的には、恒星からの距離が近すぎると惑星の地表面が高熱になり例え水が有ったとしても蒸発し続ける環境下となります。
このような高温高熱下の環境であれば、多くの生命が存続しにくいことになります。
また、恒星からの距離が遠すぎると水が存在していても凍りついてしまい一面氷河のような環境になり生命存続が難しいということです。

今回発見された地球そっくりな惑星7個のうち、3個の惑星が恒星との距離が理想であり海が存在するための条件を満たしている可能性が高いです。
海が蒸発しきるほどの高温環境でもなく、海が凍りついてしまうほど氷点下な気温環境でもありません。
これらの地球そっくりな惑星3個について、さらに詳しいデータが出てくることが楽しみです。

過去にも生命がいる可能性がある惑星を発見

今回の生命が存在する可能性の惑星の発見はとても快挙とも言えます。
過去にも、生命がいる可能性のある「ハビタブル惑星」が発見されました。
しかし「ハビタブル惑星」が発見されても、それ単独の発見というものが一般的です。

そんな中、今回は同時に3つもの生命が存在する可能性がある惑星を発見したのですがら快挙とも言えるのではないでしょうか。
「ハビタブル惑星」とは、恒星との距離がちょうどよく海水や水が蒸発しきらずに、また凍りつかず生命が存在する環境に近い惑星を意味します。