LEGOカタログに男女の区別が無い秘密!

LEGOのカタログはとてもユニークで楽しい世界が一面に広がったテーマイラストになっています。
子供向けおもちゃには通常男女の区別がある。
しかし、LEGOカタログには「男の子向け」「女の子向け」という区別が無くテーマが優先されております。

LEGOカタログにはなぜ男女の区別が無いのか

レゴブロックは、様々なテーマのシリーズブロックが展開されております。
私も、幼いころはドラゴンと城がテーマのレゴブロックで良く遊んだものです。
レゴブロックは、男の子や女の子という区別ではなく、そのシリーズテーマで選んで楽しんでもらうことを大切にしています。

これはレゴジャパンだけではなく、世界中のレゴでも共通するものです。
一時期、日本のレゴで2014年に男女の区別をしたLEGOカタログを作製しましたがユーザーの反応はいまいちだった様子です。
レゴには様々なテーマがあり、自分の好きな世界を好きな形で表現できる事がレゴブロックの楽しみではないでしょうか。

まさに、楽しい夢の世界を自分オリジナルに構築し組み立てていくレゴブロックが子供たちの指示を受けるのでしょう。
だからこそ、LEGOカタログに男女の区別はなくテーマという世界観を優先してレゴブロックはシリーズを展開しています。

LEGOの発祥

LEGOブロックは、デンパーク発祥のブロックおもちゃです。
プラスチック制のブロックを組み立てて、自分の好きなものを表現できるブロックです。
レゴの意味はデンマーク語で「よく遊べ」を意味する「Leg Godt」から、名づけられました。

レゴブロックの誕生は、1934年。
当初は、レゴブロックは木製素材をしようしていたが時代の流れに伴い1949年からプラスチック製のレゴブロックが誕生した。
プレスチック制ブロックの活用により、これまで木製では再現できなかった可動式ブロックや結合式ブロックなど特殊なブロックの開発に成功した。

日本でのLEGOブロック

今やレゴブロックは、日本の子供たちにとって大人気かつ誰もが知っているおもちゃとなりました。
そのレゴブロックを日本に展開した企業が、朝日通商です。
1962年に、朝日通商がデンマークのレゴブロックとの窓口になり日本にレゴブロックが輸入されました。

当時は、レゴブロックの認知度も無く取扱量も少なかっために百貨店やデパートなどの大型店にのみ展開されておりました。
さらに当時のレゴブロックの価格も安くて数百円台、そして中には何千円という価格のブロックもありブロックとしては高額でした。
そのために、レゴブロックは裕福な家庭の子供しか遊ぶことが出来ないおもちゃとなっていました。

しかし、1969年からレゴブロック販売を担っていた知育玩具輸入の不二商が、1978年にレゴの日本法人「日本レゴ株式会社」を設立し問題となる価格を解決しました。
日本レゴ株式会社を設立することで、現地から直接レゴブロックを輸入することによりコストを軽減しレゴブロックを手が出しやすい価格にしました。
既存ブロックおもちゃより明らかに高すぎるレゴブロックでしたが、それ以降価格帯は適正な価格となり徐々に日本にレゴブロックが浸透していくことになりました。

なぜレゴは木製だったのか

日本でレゴブロックが流行したときには、既にレゴはプラスチック製であったが実は初期レゴブロックは「木製」でした。
レゴブロックの元々の生みの親は、デンマークで農家向けの建物や家具を作っていた木工職人オーレ・キアク・クリスチャンセンです。
1916年に木工所を設立したオーレ・キアク・クリスチャンセンは、1924年に自分の木工所を火事で失いました。

オーレ・キアク・クリスチャンセンはそれでも火災の災難に負けじと、再び木工所を拡大させるために働きだします。
そんな折、タイミング悪く世界恐慌の影響で経営は苦しくなります。
オーレ・キアク・クリスチャンセンは、家や家具以外にも何か商品を作ろうと思い立ち「木製のおもちゃ模型」を作るのです。

これがレゴブロックの原点です。
これまでの木工職人の知識と腕を応用させ、木製ブロックのおもちゃを作ったのです。
この歴史があるからこそ、現代のレゴブロックはあるのです。

レゴテーマパークの誕生

もはや国民的おもちゃとなったレゴブロックですが、2017年4月1日にレゴブロックの王国が日本に誕生します。
全空間をレゴの世界観で表現した、レゴのテーマパークです。
レゴランドジャパン(LEGOLAND®Japan)は、圧倒的スケールでレゴファンをレゴの大世界に包み込みます。

さらに、40以上を超えるレゴ世界の乗り物やアトラクションショーが用意され、レゴテーマパーク内には7つの世界が展開されます。
レゴテーマパークには、1,700万個以上のレゴブロックと1万のレゴモデルを採用しています。
そして、年中楽しめる屋外アトラクションまでも用意され2歳から12歳のお子様をターゲットにしています。

レゴテーマパーク「レゴランド ジャパン」は、2017年4月1日に、愛知県名古屋市で誕生します。