数年前からチラホラ耳にしていたプラスチック米ですが、当初は噂話とされていました。
しかし、ここ最近になりプラスチック米がいろいろな国で発見されはじめました。
プラスチック米が日本でも、正規米に交じり流通していたという話には驚きです。
プラスチック米とは
プラスチック米とは、その名前通りプラスチック素材を原料に作られた偽米です。
プラスチック米は、複数種類があり完全なプラスチックと分かるレベルから目視、嗅覚では分からないレベルのものまで様々です。
そんなプラスチック米ですが、原料はサツマイモやジャガイモのデンプン質とポリ塩化ビニルを混ぜ合わせた化学物質です。
本来食べれれないビニールを加工し、プラスチック米を作るという発想は恐ろしいものがあります。
では、なぜポリ塩化ビニルを原料に使用するかというと、米の弾力性を表現するためです。
サツマイモやジャガイモのデンプン質のみでは、米状の成型が出来なく、米独特な弾力性も表現できません。
つまり、より本物の米に近づけるようにポリ塩化ビニルを加えて質感や弾力を本物さながらの物にしています。
高度なプラスチック米は、本物の米と見た目や匂い硬さなどで見分けがつかないほどのものも存在します。
初めて中国でプラスチック米が見つかる
2011年6月23日に、スーパーで一袋50kgの米を買った南京市民のジンさんが異変に気付きます。
スーパーで買った米を釜で炊いていたところ、釜の中でぐるぐると米粒が浮いている状態に不信感を覚えたそうです。
本来、米は水に沈むものであってぷかぷかと浮き続けることはありません。
そのおかしい米を摘まんでみると、芯のある米のような弾力性であったが念のため調査機関で調べてもらいました。
調査結果で、米ではなく「プラスチック製の偽米」だったと判明しました。
しかし、ジンさんは数日間同じプラスチック米をスーパーで購入していまいした。
あってはならない食の偽装ですが、ジンさんはプラスチック米と発覚する前からプラスチック米を食べていたことになります。
ジンさんは、プラスチック米を販売していたスーパーに苦情をいれましたが、「これまで同様のクレームはない」と言われたそうです
インドネシアで見つかったプラスチック米
インドネシアで見つかったプラスチック米は、あろうことか高級米として販売されていました。
もちろん、インドネシアで発見された偽米もポリ塩化ビニルを原料にしたプラスチック米です。
2015年5月にインドネシアで飲食店を営んでいるオーナーさんが、市場で高級米を購入し料理し始めるとその異変に気付きました。
米を炊くと、通常であれば水分を米が吸って水が無くなる。
しかし、この高級米は水をほとんど吸わずに水浸しのままだったという。
それがプラスチック米であったと知りました。
プラスチック米には様々な種類がありますが、今回のプラスチック米は芯が残った米のような触感で固めです。
そして、見た目の匂いは米そのものだが味が化学薬品のような感じでした。
すべての米がこのような状態ではないですが、このようなプラスチック米が市場に流通していることに恐怖を感じます。
プラスチック米が日本での流通
2010年~2013年の期間に三重県の某米穀販売会社が国産表記の米に、中国産の米を入れていました。
報道では一部に中国産のプラスチック米が混じっていた可能性もあるとのことです。
怖い話ですが、日本の米を販売している一部の企業では米に対する拘りが無いのかもしれません。
また、古い米を新米のように変える精米技術がありますが時間を逆戻りすることは不可能です。
実は時間を逆戻りさせて、古い米を新しくするのではなくこれは白い光沢のある物質を米に塗ることで新米のような色合いにしています。
原料は、石油から精製したプロピレンです。
そのプロピレンに圧力をかけて作った液体プラスチック状の物質を米に塗ることで新米化という精米をするところもあります。
厳密にいえば、新米化ではなくプラスチック精米ですね。
このような加工は、徹底して排除してほしいものです。
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