冬の風呂の入り方!ポカポカ温まる効果的な入浴

冬のお風呂の入り方

冬のお風呂は、入り方を意識したことがあるでしょうか。
よく冬のお風呂に入っているときは温まったように感じて、お風呂からあがると冷えるという経験はないでしょうか。
今回は、ポカポカ芯まで温まる冬のお風呂の入り方についてご紹介します。

冬ならではのお風呂の温度

冬になると、朝晩の冷えが激しくなりますね。
一日の終わりに体を温めて休みたいといころですが、あなたはお風呂の温度を何度に設定しているでしょうか。
42度くらいでしょうか。いや、44度?

冬になると、お風呂の温度をやや高めに設定しがちです。
東京ガス都市生活研究所の街頭調査によると、4割以上の方が「42度より高い」お風呂の温度に設定しています。
寒い季節なので、お風呂の温度を高くして温まりたいという意識の表れだと推測されます。

冬はぬるめのお風呂が温まる

実は、お風呂の温度を42度以上の熱い温度にするとかえって体が冷えてしまいます。
驚きの事実ですね。
私もこの事実には思い当たる節があり、高温のお風呂で汗をかくほど温もったはずなのに冷える体験をしました。

確かにお風呂上がりに汗がでていたのですが、体を拭いているうちに足が冷えてパジャマに着替えることには肌寒いです。
このような体験は、「体の芯まで温まっていない」状態でお風呂からあがることが原因でした。
では、体の芯まであたたまるのには何度くらいのお風呂が良いのでしょうか。

答えは、「38度~40度」くらいのぬるめのお風呂です。
体の温度は、血液の循環により温まります。
そして体の芯まであたためるには、温かい血液を時間をかけて体中に循環させる必要があります。

血液が循環するのに20分

さて、ここが本題ですが高温のお風呂に20分以上入れるでしょうか。
体を芯までポカポカに温めるには、20分以上の温かい血液の循環が必要です。
確かに高温のお風呂は体表面が温もり汗も出ますが、温かい血液が循環する時間がおよそ3分ほどです。

つまり、短時間では血液自体も温もらないまま短時間の血液循環で体内部は温まらないのです。
しかしその一方で、体中から汗が出て熱い感覚があるので、温もったと勘違いしていまうのです。
体を芯から温めるには、ぬるめのお風呂で「20分を目安」として長めのお風呂にすることが必要です。

20分もお風呂に入れば血液が温もり、その温もった血液が体中を循環して全身を温めてくれます。
この冬のお風呂の入り方をすれば、芯までポカポカ温まります。

冬のお風呂の入り方の温もり比較

ここで、ぬるめのお風呂と高温のお風呂での体の冷え方の違いを比較します。
初めに42度以上の高温のお風呂に入った場合です。
高温のお風呂に3分ほどつかり、お風呂からあがると入浴直後は体の表面温度が当然高いです。

しかし、温かい血液が循環していないため入浴後30分以上が経過すると足の温度が下がり始めます。
一方、ぬるめの風呂に20分以上つかった入浴法では、入浴後30分以上経過しても体の温度が下がりにくい結果となりました。

お風呂に入れると効果的

冬のお風呂の入り方が分かったところで、より体が温もるアイテムがあります。
スーパー銭湯の発汗サウナとかで、アロマの香り体験をした方は多いのでしょうか。
その発汗を促すアイテムがあります。

例えば、ミカンです。
ミカンの皮は、血行を促進させる効果があります。
そして、大根の葉っぱには発汗効果があります。
さらに、昆布には保温効果があります。

つまり、バスクリン代わりに「ミカンの皮、大根の葉、昆布」をお風呂に入れると血液循環が良くなり、更に発汗に体を温め保温する効果が発生します。
昆布を入れることで、温まった体をより冷えにくくする効果があります。
冬のお風呂の入り方を少し意識するだけで、温かく冷えにくい体になります。

冬のお風呂の入浴手順

1.まずお風呂場を温める

冬の場合、体を洗っている時に温もった体が冷える体験をした方も多いでしょう。
お風呂を入れる前に、お風呂場を温めておきましょう。
これだけで、湯船で温もった体の冷えを防ぐことができます。

2.お風呂の温度はぬるめにセット

体が温もるためには、温かい血液循環が必要です。
約38度~40度を目安に湯船をはり、20分ほどの入浴を意識して血液循環によって体を芯まで温めます。
熱い湯船で、短時間入浴は体の冷えの原因となります。

3.かけ湯をして入浴

入浴前にかけ湯をして、体を芯まで温める入浴の準備をします。
入浴前には、かかり湯で頭を洗い、頭皮の血管を広げてあげると血液循環がより良くなります。
血液循環が良くなれば、温まった血液が全身によりいき渡りやすくなります。

4.湯船はお腹まで

全身浴より半身浴が、体への負担を軽減してくれます。
肩までつかると、腹部い水圧がかかり、肺が圧迫され呼吸がやや苦しくなります。

さらに、血管にも圧力がかかるので心臓に負担がかかります。
なるべく、半身浴で長めの入浴が体に優しい入浴となります。

5.入浴の目安時間

ややぬるめのお風呂で20分というと、時計の管理が必要となります。
お風呂に時計や、TVが無い方は以下を目安としてください。
38度~40度のお風呂に半身浴をして、やや汗が出始める頃になると15分くらいです。

そして、汗が止まらなくなる感覚で約20分となります。
この状態になると、温まった血液が体中を循環し芯まで温まった状態です。

6.より効果的に

血液循環、発汗、保温の効果を高めるために必要に応じて、ミカンの皮、大根の葉、昆布を使用します。

7.入浴後の水分補給

入浴中は、大量のエネルギーと水分を消費します。
入浴後は、安静にして体内の水分が無くなった分を補給します。
また、せっかく体が温まっているのに冷水での水分補給は体の保温効果にマイナスですので必ず常温の水で水分補給をしてください。

以上が、冬のお風呂の入り方の説明となります。

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