夏目漱石といえば、「坊っちゃん」や「我輩は猫である」が有名です。
一見、写真では凛々しく辛い物や渋い物がす好きそうな印象を受けるが夏目漱石はとてつもなく甘いものが好きすぎてドクターストップがかかるほどでした。
夏目漱石の小説などは既に多くの方がご存じなので、甘いもの好きの夏目漱石の珍話をご紹介します。
目次
作品の中にも食べ物が多く登場
夏目漱石の作品の中には、食べ物をたべるシーンなどが多く登場する。
また、食べ物を食べる表現からややお茶目でやんちゃな印象を受ける意外な点もあります。
特に食べ物にはとても拘りがあった夏目漱石が伺えます。
さて、作品中にも多くの食べ物の表現がありますが夏目漱石もとても食が太く異様な甘党でした。
夏目漱石は甘いものを見ると、体の健康よりも食べることを優先してしまう一面もありました。
では、夏目漱石がどれほど甘いものに熱心になっていたかをご紹介します。
夏目漱石は甘いものでドクターストップ
有名な話ですが夏目漱石は多くの持病を抱えており、甘いものを過剰に摂取するので医者から制限をかけられるほどでした。
夏目漱石の持病をまとめると、胃潰瘍から肺結核、そして糖尿病と痔、さらに神経衰弱と多くの病気を抱えています。
特に、夏目漱石が甘いものの食べ過ぎで命取りとなった話です。
アイスクリームが原因で仮死状態
夏目漱石は、大好きな甘いものの中にアイスクリームがあります。
胃潰瘍を患っていながら、どうしてもアイスクリームを辞めることができなく食べ続けていいたところ夏目漱石は吐血してしまいます。
そして、数十分間心配が停止して、夏目漱石は甘いものを食べたことにより仮死状態を経験します。
夏目漱石と羊羹
夏目漱石といえば羊羹(ようかん)と思い浮かぶ人もいますでしょうか。
持病を抱える夏目漱石ですが彼自身では甘い物の制限がどうしてもできないので、彼の妻が夏目漱石の体を気遣って「羊羹」を隠していたお話です。
いつも好物の羊羹をしまっている棚に大切な羊羹が入っていないことに夏目漱石は気付きます。
そして、羊羹を求めて必死に家中を探し回る夏目漱石の姿に幼い娘が彼のことを可哀相に思ってしまい「ようかんの在りか」を教えてしまいました。
夏目漱石は、ようかんが手に入りとても喜び、胃潰瘍が悪化しても家族に隠れてこっそりと甘いものを食べ続けていました。
彼の嫁に隠されてしまうので、その都度うまく甘いものを探していました。
1か月でイチゴジャムを8缶
さて、アイスクリームや羊羹といえばスイーツとしてついつい食べ過ぎてしまうという事はわかりますがこんな珍話もあります。
一般的に、ジャムなどは甘すぎるためパンに少量だけ付けたりして食べます。
しかし、夏目漱石は大の甘いもの好きであるためイチゴジャムそのものを舐める習慣がありました。
濃縮された砂糖を食べているイメージです。
夏目漱石は甘いものに目が無いようでしたが、何とイチゴジャムに関しては1か月に8缶を舐めてしまうほどです。
アイスクリームや羊羹を食べ続けていて、さらに甘いイチゴジャムを8缶ですからもの凄い甘党が伺えます。
夏目漱石はペンネームだった
夏目漱石の本名は、金之助と言います。
夏目金之助は、今でいう東京都新宿区の喜久井町という場所で生まれ育ちました。
しかし、夏目家には事情があり金之助が生後4か月くらいで実家から里親に出されます。
実の親から愛情というものをあまり受けず、さらに里親がとても不適任だったため金之助の父親の友人の家に1歳で養子に出されます。
養子先が、塩原家だったため一時には「塩原金之助」と自己紹介していました。
ところが金之助が9歳の頃、養子先の塩原夫婦が離婚することになり金之助は実家へ戻ろうとします。
だが、実父と養子先の父が対立してしまい金之助が実家へ戻ることができませんでした。
ようやく金之助が21歳になった頃に、実家へ戻ります。
夏目漱石の名前の変化には、このようなエピソードがありました。