頻発する地震によって、今インターネット上ではじゅんの助さんの地震予知が当たるのかが話題になっている。
この記事では、どういう形でじゅんの助さんが地震を予知して当てるのかを大自然の実例や同様の事例をあげて検証します。
また、この記事は事例をあげながら検証が目的でありじゅんの助さんの肯定や否定をする記事ではありません。
目次
じゅんの助さんの地震が当たる基準
じゅんの助さんは、過去に大規模の地震の場合は事前に察知できると公言しておりました。
大きな地震が発生する前に、なぜか原因がわからないがじゅんの助さんにひどい眩暈が発生すると言います。
地震の規模に比例してその眩暈も強くなるので、大きな地震ほどじゅんの助さんの地震予知が当たるという話です。
確かに私も含め多くの人たちは、地震発生前に何らかの変化を感じ取ることができませんのでイメージすら湧きません。
さらに私たちは自分が体感できない現象や話題については、否定的なとらえ方をする場合が多いことも事実です。
しかし、世界中には多くの生き物がいて人間という限られた種族ですら常識を超える考えられないほどの能力を持った人がいる事も事実です。
例えば、盲目で目が見えないのにバスケットボールのシュートを連続で決める人がいます。
目が見えないので聴力が発達し、舌で音を鳴らしながらバスケットゴールとの距離感や形状をはかりシュートを決めています。
普通の人が目を閉じて、舌先で音を鳴らしながら距離感を確認することができるでしょうか。
このように、一例ではありますが到底理解しがたい能力を秘めた人が存在しているのも事実です。
今回は地震前に発生する眩暈により、じゅんの助さんは地震が当たると言っております。
実際に、動物も地震前に異常行動を起こしてまるで地震を事前に察知しているかのような場面をテレビで見た事がある方もいるのではないでしょうか。
じゅんの助さんの地震予知を推測してみた
じゅんの助さんの言う地震予知が当たる参考基準として、自身の眩暈をあげています。
これは大地震前の動物の異常行動の原因にも関係があるのかを調べてみました。
世界で報告された地震前の動物の異常行動
クジラの親子の迷い込み
地震発生前に、クジラの親子が本来出没しない流れの速い海域に迷い込む事がありました。
クジラやイルカは特殊な大脳の機能によって、自分のいる位置を把握して特定のルートを回遊します。
しかし、地震前には磁気が乱れてこの大脳が機能せず本来クジラが来ない海域に迷い込んだと報告されています。
イワシの異常集団行動
釣りをする方であれば、イワシの群れやイワシ玉をご覧になった方も多いことでしょう。
イワシ玉とは、海面にイワシが玉のように集まって移動する形態を指し大きさにして直径5mほどの群れです。
さてそんなイワシですが、大地震が発生する前にイワシの群れのレベルを大きく超えたイワシの異常集団が報告されています。
海面一面がイワシで埋め尽くされ、大きな群れというレベルではなく慌て驚き混乱して飛び跳ねているという印象です。
これも地震前に何らかの大きな磁気の影響により、イワシの感覚器官に影響していると解説されております。
時期外れの熊の出現
真冬の季節は、本来ならクマは冬眠する時期です。
しかし、地震前の磁気の変化が原因か活動するはずの無い熊がこの時期になり集団出没した事例があります。
その目撃報告後に地震が発生したが、地震前の何らかの変化が熊の感覚器官を麻痺さ冬眠から覚ましたと解説されています。
地震の多発地帯のロシア領土のカムチャツカ半島では、冬眠次期の熊が冬眠から覚めて活動しだしたら地震が来ると認識させています。
本来活動する時期でない動物たちが、活動していたら警戒することも必要かもしれません。
地震前の動物異常行動に科学者が原因解明
2011年に、世界で初めて科学者が大地震前に起きる動物の異常行動の原因を解明しました。
イギリスの大学教授たちとブラジルの地震研究機関が協力して、この大地震と動物の行動の関係性を研究していました。
研究の舞台は、南米ペールのヤナチャガ・チェミレン国立公園です。
この国立公園には、多くの動物たちが毎日暮らしていおりその様子を無数の感知カメラで研究チームが記録していました。
そして、2011年8月24日にマグニチュード7.0の大地震が発生しました。
日頃おとなしい動物たちが慌ただしくなる
研究チームが動物たちの異変を確認したのは、2011年8月1日。
大地震発生の23日前になると、異様に落ち着きがなく何かに驚き慌てている行動が目につくようになります。
その慌ただしさは、日に日にエスカレートしていき異様な光景が続きました。
大地震8日前に大量のネズミが消えた
それから大地震発生の8日前になると、ネズミが何かから逃げるように集団大移動を始めます。
他の動物にはこのような異様な大移動の確認はできませんでしたが、ネズミなどのげっ歯動物約5種の動物が大移動をして姿を消しました。
しかし、ネズミのように大移動とまでいかなくとも大地震発生の7日前からは感知カメラから動物がほとんど映らなくなっています。
これまで普通にありとあらゆる動物たちが感知カメラに記録されておりますが、大地震が迫るにつれ多くの動物が非難していることは偶然といえば出来すぎています。
やはり、動物には大地震が発生する直前に何かの変化を感じ取っているように見えます。
地震前の大移動はセロトニン症候群
先述した研究記録内容から、ネズミなどのげっし動物は大移動をして、その他の多くの動物も大地震発生前に避難している様子がうかがえました。
研究チームは大地震と動物の行動原因を調査するために、震源地周辺で記録していた超低周波電波の記録を解析します。
地震2週間前からイオンが大量発生
驚くべき事実に、大地震発生の2週間前から震源地周辺の自由電子とイオン量の大幅な増加が確認されました。
このイオンと自由電子の増加によって、震源地上空のイオン層が乱れた状態であった事実を突き止めました。
特に、地震発生の8日前が上空のイオン層の乱れが最大化した記録が残っておりのみ異常なイオン層の乱れにネズミが反応したという調査結果となりました。
地殻変動によって陽イオンが放出され、イオン層が乱れると人間も動物もストレスを感じるデータもあり動物の異常行動の裏付けとなりました。
そして、この陽イオンの放出により動物たちがセロトニン症候群を発症したという結論になります。
セロトニン症候群とは、陽イオンの増加によって血液中のセロトニンと呼ばれるものが増加して興奮したり、暴れたり、落ち着かなくなるという症状です。
動物達は地震予知ではなく避難移動していたという結果
この検証から、動物達が事前に大地震が来るから震源地付近から逃げていたのではないという事がわかりました。
結果として、動物たちは地震を回避しておりますが避難の原因は陽イオンにありました。
つまり、大地震が迫るにつれ陽イオンが大量に発生し動物達にとって震源地周辺はとてもストレスのかかる場所になってしまったのです。
そのストレスのある生活から逃れようと、陽イオンの薄い場所に大移動しています。
結果的に、震源地から遠く陽イオンが薄い場所に逃げることに成功しておりますが主な理由がストレスからの解放です。
これは将来において、事前に「地震予測」が可能になる可能性があるとの科学的に更なる研究を進めています。
じゅんの助さんの地震予知もこれを察知か
確かに、大地震発生前には陽イオンが発生したり磁気のバランスに乱れが生じる事実があるようです。
実際に南米ペールのヤナチャガ・チェミレン国立公園の研究でも、磁気バランスが崩れたりイオンが大量発生した記録が残っています。
もしかすると、じゅんの助さんの地震が当たるという自論もこの磁気のバランスの乱れによってめまいが来ると考えることができるかもしれません。
私個人としても、当然ながら多くの方と同じように地震前の磁気の乱れで何か体調が変化したりする体感がないのでイメージは出来ません。
しかし、動物も事前予知をしていなくとも地震前の陽イオンの異常発生を感知している事実あります。
ですので、地震前にその変化を感じ取れる人がいても不思議ではないという科学的な検証ができました。
結果、動物と同様に地震前特有の大気の変化を感じ取れる人もいるが地震が確実に分かっているというものでなくあくまでも地震独特の変化を感じているという話になりました。
私も、このように科学的な説明も初めて知れましたので納得できる部分がありました。
自分としても、危機意識を高めていこうと思います。
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