アマゾン倉庫ロボット「Amazon Robotics」が凄すぎる

アマゾン倉庫ロボット(アマゾンロボティクス)の物流倉庫システムが凄いと海外では話題でありましたが、12月7日にアマゾン日本は導入を発表しました。
アマゾンは、販売から倉庫管理、発送までを一巻の流れで物流の最先端のを独走しております。
今回はその物流システムを更に加速化させるアマゾン倉庫ロボットについて紹介します。

アマゾンロボティクスが衝撃


画像出典:https://www.amazonrobotics.com/
物販において、注文が入ると商品倉庫から商品をピックし梱包して発送する流れになります。
これは通常ごく当たり前で常識そのものであるため、ほぼ100%の企業では注文内容に照らし合わせながら倉庫を歩きまわることが日常です。
しかし、アマゾン倉庫ロボットの発送は真逆の発送であり、人が動かず倉庫中の商品棚が動き回り人のもとへ稼働するという驚異的な発想です。

分かりやすく言い換えると、例えば商品を棚に整理したい場合は、アマゾン倉庫ロボットが人がいる作業場へ商品棚を運びその棚に商品在庫を登録します。
この時点で、どの商品がどの棚にどれだけの在庫が保管されているかをデータ化しています。
そして、注文が入るとアマゾン倉庫ロボットが注文商品が登録されている商品棚を人がいる作業場へ運び、人が注文商品をピックし出荷する使い方ができます。

つまり、大量の商品倉庫に自動で在庫を保管登録して、注文が入ると自動で注文商品のある棚を人のもとへ運んでくれるという驚異的なロボットです。
アマゾン倉庫ロボットがいなければ巨大な倉庫を走り回り、在庫をピックアップし、梱包して発送作業をすることになります。
アマゾン倉庫ロボットを導入すると、人は動かずロボットが商品棚を持ってきてくれるので「入庫」と「発送」だけの作業になり業務効率が向上します。

アマゾンロボティクスのパワーが凄い


画像出典:https://www.amazonrobotics.com/
一見コンパクトに見えるアマゾン倉庫ロボットだが、商品棚の下に入り込み最大340kgの重量まで持ち上げることが可能だ。
そして、倉庫中にアマゾン倉庫ロボットが走り回りロボット同士が衝突することなく目的地まで運ぶ。
まさに未来的なイメージだが、アマゾンはそれを実現しているから流石という一言になってしまう。

また、アマゾン倉庫ロボットが動く倉庫エリアは人の立ち入りが禁止されております。
アマゾン倉庫ロボット同士は、最先端のセンターで移動そして衝突回避を事故なく機能しているが人が逆にロボットの運ぶ商品棚へぶつかる可能性があるためです。
一面ロボットが巡回していると、必ず人の方が衝突しるリスクが高い。

アマゾンロボティクスは動きが早い


画像出典:https://www.amazonrobotics.com/
物販を経験している人ならわかるが、商品を倉庫から出す時どうしても移動スピードは遅くなりがちです。
例えば、商品自体が重かったり、似た商品が多くあったり、商品自体を探したりと遅くなる要素はたくさんあります。
移動を早歩きに変えても、商品をピックするまでの全時間は人力であれば意外と時間がかかるものです。

しかし、アマゾン倉庫ロボットは秒速1.7mという速さで移動します。
人より早く動き、さらに移動させる商品棚はすでに決まっているので商品棚まで秒速1.7mで動きそのまま目的地まで運びます。
商品棚を探し出す時間も、重さもアマゾン倉庫ロボットには関係ないという超有能マシンです。

なぜアマゾンロボティクスは正確に動けるのか


画像出典:https://www.amazonrobotics.com/
さて、ここでひとつ疑問が浮かびます。
アマゾン倉庫ロボットは、秒速1.7mという早いスピードで衝突もせず、目的の商品棚まで行き最大360kgでも秒速1.7mで人がいる出荷場まで運んでくれます。
ノンストップで動き、衝突することもないという不思議さ。

この正確なアマゾン倉庫ロボットの動きは、ロボット専用のバーコードで管理されております。
上記写真のように一定間隔で、アマゾン倉庫ロボットが読み込むバーコードが設置されております。
アマゾン倉庫ロボットは、このバーコードを目印に今自分がどの場所にいて周りはどのような状況かを判断しています。

写真にレールのようなものが見えますが、これは多数のアマゾン倉庫ロボットが何度も何度も通り床に跡が付いたものです。
つまり、このレールのような線に全ロボットが移動している事を意味しています。
移動においても寸分のブレが無く、倉庫中を移動している証拠ともいえます。