公開中の映画E.T.の裏話!実は恐怖の物語を予定していた

E.T.といえば誰もが知る、スティーヴン・スピルバーグ監督の名作映画です。
日本では1982年の12月4日に初めて映画が公開されました。
ユニバーサルスタジオジャパンでのアトラクションやCMで若い人たちにも認知されている映画です。

公開中の映画の自転車は日本製品だった

E.T.の名シーンは、自転車のかごにイーティーを乗せて空を飛ぶシーンが有名です。
エリオットとE.T.の月に向かうシーンに使われた自転車は、実は日本企業の自転車です。
当時桑原商会、現クワハラバイクワークスのBMXです。

名作大ヒット映画E.T.に日本のBMXが起用されたことにより、本国アメリカではもちろん日本でもBMXブームが到来されたほどの人気になりました。
それもそのはず、ETは当時公開中の映画の中では最大の興行収入で映画史上歴代1位の大ヒットとなったため映画で使用された自転車も飛ぶように売れました。

E.T.誕生は公開中の映画「ドラえもん」がきっかけ

世界の大ヒット映画E.T.ですが、実は日本の国民的アニメ「ドラえもん」がきっかけという驚きのニュースがあります。
E.T.構想中のスピルバーグ監督が来日した際に、1980年公開の「ドラえもん のび太の恐竜」を見ました。
この公開中の映画「ドラえもん のび太の恐竜」が、今のE.T.誕生のきっかけとなったというお話にはビックリしました。

月を目指して空を飛ぶE.T.映画の名シーンで日本のBMXが採用され、しかもET誕生のきっかけが日本の映画だとはなんだか嬉しいものがります。
ちなみに「ドラえもん のび太の恐竜」は、2006年にリメイク版の「ドラえもん のび太の恐竜2006」が公開されました。

E.T.当初は恐怖の物語設定を

実はE.T.構想中に、現在の和やかなムードとは異なり人々を恐怖に陥れる設定をしておりました。
しかも、実際にアメリカケンタッキー州で起こった事件を参考に「地球外生命体が農家を恐怖に陥れる」と言う設定でした。
これに激怒した事件被害の当事者より「あのような事件を映画化するなら訴えてやる」と言われ、方向を変更させました。

E.T.のあらすじ

日本でも公開中の映画の中ではダントツで認知度のある、E.T.ですが大まかな話をご存じの無い方も多いかもしれないのであらすじをまとめました。

宇宙船の発見

アメリカの生い茂った森林地帯に突然円形の宇宙船が到着して、宇宙船から数人の宇宙人が降りてきました。
宇宙人たちの目的は、地球の森林を調査して直物のサンプルを持ち帰ることです。
しかし、宇宙人到来の異変を察知した人たちが森に入ってしまい宇宙人たちは驚き慌てます。

人の気配を感じた宇宙人たちは直ぐに宇宙船を離陸させる準備をするが、一人だけ遠征して崖の上から町の灯りを見ていた宇宙人(E.T.)が地上に取り残されてしまいます。

主人公エリオットとの出会い

E.T.が眺めていた灯りは、エリオットが住む町の灯りです。
その頃、エリオットは家でみんながゲームをしていて遊んでいたところエリオットがまだ幼いということで仲間はずれにされてしまいます。
そして宅配ピザを受け取りに家を出て行ったエリオットは、物置小屋の方でなんだか怪しい物音を耳にします。

不安と恐怖を感じて、そのほかのみんなと一緒に問題の物置小屋を確認しますが何もいませんでした。
しかし、奇妙な足跡が残っており何かがいたことは明らかでした。
その深夜にエリオットは、宇宙人を目撃します。

宇宙人の登場

翌朝になり、エリオットは宇宙人を見たことを皆に話すが誰も信じてくれません。
昨夜何かがいた事実を証明するために夜には物置小屋付近に隠れて偵察を行いました。
そんなエリオットの前に、やっと宇宙人が現れました。

そして宇宙人がみんなに見つからないように、クローゼットに隠します。
翌日は、なんとか宇宙人とコミュニケーションを取るため仮病を使って学校を休みます。
帰宅した兄のマイケルと妹のガーティに宇宙人の紹介をして、ボールを宙に浮かせる超能力をして自分は太陽系の外の星から来たことを説明します。

地球の文化を吸収するE.T.

翌日、マイケルとガーティは宇宙人の話をするが、誰も信じません。
友達からはそれって「エキストラ・テレストリアル」と言われ、以降宇宙人をE.T.と呼ぶようになります。
E.T.はエリオットが留守の間にビールを飲んで酔っ払ったり、TVで電話をするシーンを見て電話を覚えたり地球の文化を吸収します。

そして、E.T.は自分の家に電話したいと言い、あり合わせの材料で通信機を作ります。
エリオットとE.T.の間には心が通じる関係になり、E.T.が故郷に帰れるように協力します。

アロウィンの夜にE.T.を白い布で覆いながら森に入り、E.T.の故郷に通信します。
地球の環境が故郷と違うのかE.T.は倒れてしまいます。
さらにエリオットも体調を崩してしまい、メリーにE.T.が見つかってしまいます。

E.T.ピンチ

そんな矢先、突然宇宙服を着たNASAの学者たちがエリオットの家に押しかけてE.T.を連れて行こうとするが彼らの前でE.T.は死んでしまいました。
エリオットは悲しみにくれていると、E.T.の胸が赤く光り輝きはじめました。
E.T.はまだ生きていることが分かると、エリオットは弟と妹の力を借りて無事に学者たちからE.T.を救い再び森に向かいます。

通信で連絡場所に到着すると、E.T.の仲間の宇宙船が着陸します。
エリオットとE.T.が別れの挨拶をして宇宙船が消えた後、空に綺麗な虹が架かるのでした。